カラートリートメント 美容師が嫌がるわけとは?

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セルフカラーをしている人が美容室でカラーリングをするにあたって、美容師は実は最も施術をしたくないケースだということを知ってますか?

セルフカラーが問題?

セルフカラー自体は問題ないのですが、
美容師がセルフカラーに否定的な理由はいくつかあります。

  1. 技術や知識の不足: カラーリングは専門的な技術と知識を要します。
    美容師は専門的にトレーニングを受け、カラーリングに関する知識や経験を持っています。
    一方、セルフカラーをする人は美容師と比べて技術や知識をもって行っているのではなく、使用する薬剤の成分などの知識が不足している場合があります。
    そのため、セルフカラーを行っている髪に美容室で使用している薬剤で望んだ色味が得られず、それどころか髪のダメージや色ムラなどの問題が生じる可能性があるからです。
  2. 適切な診断やカスタマイズが難しい: 美容師はカウンセリングを通じて、個々のお客の髪質や希望に合わせたカラーリングのプランニングを行います。
    また、お客の髪の状態を適切に診断し、必要なケアやトリートメントを提案することも美容師の役割です。
    セルフカラーをした髪ではこのような適切な診断やカスタマイズが難しいため、望ましくない結果が出る確率が高くなるのです。
  3. 髪へのダメージのリスク: カラーリングは髪に負担をかける処理です。
    美容師は髪の健康を最大限に保つために、適切な薬剤の選定や処理時間の管理を行います。
    一方、セルフカラーでは薬剤の選び方や使い方、処理時間の管理などはほぼ考慮されておらず、見た目よりも髪へのダメージが大きいもので、パサつきや切れ毛、色の褪色などの問題が予想以上に生じる可能性が大きくなります。

美容師がセルフカラーを嫌がるのは、これらの理由からです。
ただし、セルフカラーをすること自体に問題はありませんが、使用したカラー剤の残留色素がどれくらいなのかなどの専門的な問題が発生するのです。
特に難しいカラーリングや髪の状態が複雑な場合は、美容師に相談しアドバイスに従った方がよいでしょう。

セルフカラーを行っている場合は、どのようなカラー剤をどのくらいの期間使用しているかなどということを予め美容師に伝えることで、希望するカラーに容易にカラーチェンジできるでしょう。

残留色素って?

残留色素とは、カラーリングや染髪後に髪に残る色素のことをいいます。
カラーリング剤や染毛剤に含まれる色素は、髪の内部に浸透して髪を染める役割を果たしますが、完全に取り除くことは難しい場合があります。

残留色素は、一部が髪の内部に定着し、一部が髪の表面に付着しています。
このため、一度染めた髪は完全に元の髪色に戻すことが難しいのです。
特に濃い色や明るい色を使用した場合、残留色素が目立ちやすくなります。

また、頻繁にカラーリングを行うと、残留色素が重なり合って髪に蓄積されます。そのため、髪の色が暗くなったり、色味が変化したりすることがあります。

残留色素を取り除くためには、カラーリングの褪色剤や特殊なクレンジング剤を使用する必要があります。
一般的には、ブリーチ剤やライトナーが使われます。
ただし、これらの方法でも完全に元の髪色に戻すことは難しいです。
そのため、カラーリングを行う際は、自分の髪質や色素の特性を理解し、適切な色味や染め方を選ぶことが重要になるのです。

一般的なカラーリングは、アルカリカラーと呼ばれるもので

キューティクルを開き、目的の色味のカラーを染毛します。
一方で、カラートリートメントは
髪の内部と表面にカラー剤を付着させて染毛するために、ブリーチ剤でも完全に脱色することができません。
髪の方がブリーチ剤によってボロボロになってしまうでしょう。

希望色は明るい色?暗い色?

希望色が明るい色の場合は、最低でも2~3週間くらいはセルフカラーはせず、自毛になるのを待ってから美容室で相談しましょう。

希望色が暗い場合は、まだ対応ができますが、必ず希望の色味とはならないと思っていましょう。
日本人は、残留カラーと混ざり合ってほぼ緑色になってしまいます。

 

 

 

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